8 南の国のエーデルワイス

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高貴な白い花ーEdelweiss-、エーデルワイスはスイスの国花。可愛いといえば可愛い星形の白い花は純粋さを象徴する花とされている。日本にはごく近縁の「ミヤマウスユキソウ」などがある。決して他の高山にある花に比べて美しいとは思えないが、スイスやヨーロッパを連想するので、つい、ロマンチックな感想を抱いてしまいます。文化が自然観に影響を与える、よい例かもしれません。

エーデルワイスという名を聞くと、ぜひ一度は訪れたい、アルプスやヒマラヤの山々が浮かんでくる。さて、インドネシア。赤道を挟んで数千の島々からなる熱帯の国である。島国といっても、日本全土よりはるかに大きな島がいくつもある、広い国である。
その、インドネシアのジャワ島の東の大都市、スラバヤの南にブロモ山(Gnung Bromo,2329m)がある。活火山で、聖なる山とあがめられ、また、観光の地としても有名な山である。そのブロモ山へ行ってみた。スラバヤから約2時間、ブロモの麓から、急な坂を車で登っていくと、やがて、トウモロコシやキャベツの高原の畑や針葉樹がどんどん見えてくる。2,000mを越えて、Nagadisar村辺りから、小学生くらいの子供達が笑顔で手を振ってくれる。よく見ると手に、ドライフラワーのような物を持っている。薬草でも売っているのかな?
車の終点は2,200mのCemara村。ここからは徒歩でブロモ山へ向かう(はずだが、実は4輪駆動車か馬が用意されている)。ブロモ山からの帰り、Cemara村でやっぱり子供達がやってくる。確かにウスユキソウ、エーデルワイスの仲間だ! 南の島でエーデルワイスと少し感動するが、「キリマンジャロにも雪は降る」、南の島だから熱帯雨林という勝手な思いこみを反省する。さっそく、一緒に行って、案内してくれたSantiさんがお土産に買う。一束7円。というわけで、「南の国にもエーデルワイスはある」ことをお知らせする、反省を込めた記念写真です

 

 

 

0081.jpg (25301 バイト) Camera村からは旧火口壁を越えて地元の人が月の世界と呼ぶ、砂礫の火口原を横断して、噴火口があるブロモ山の山頂を目指します。Santiさんの祖母の時代には足腰が弱い人を背負って山頂までつれていってくれるガイドもいたようです。火口の底にはマグマも見え、危険な火山ガスも吹き上げて、きます。時々事故もあって人も死ぬようですが、誰も気にしてないようです。
山頂の辺りから、来た道を振り返ると今は廃墟になったヒンズー教の寺院が見えます。ブロモ山の周りには2,000mを超える山がいくつもあります。火口壁にたって、これら聖なる地と山々を夜明けに眺めると、それはこの世のものとは思えないほどの、美しさで感動するのだそうです。

 

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