10 北風の日はカイダコを拾いに


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カイダコ(アオイガイ)は貝のように殻を造り、その殻の船にのって、熱帯や亜熱帯の海面を漂って暮らす、不思議な生き物で、タコの仲間。
アオイガイという名前はこの殻を二つ合わせると葵(徳川家の紋のフタバアオイ)のように見えるからです。突然海岸に漂着するこの生き物は古くから知られていました。
まるでプラスチックで作ったような光沢がある,アートな殻は乳白色で ぜひ部屋に飾っておきたい美しさがあります。惜しいのは殻が薄くて壊れやすいこと。大きさは大体10〜20cm。全体の印象が原始的なタコの仲間のオームガイ(Nautilus あのノーチラス号の名前はここからですよ!)に似ているので Paper Nautilus とも呼ばれています。

さて、このカイダコ、何かの拍子に海流にのって日本海までやってきて、冬の北風に流されて、浜にたどり着くことがあります。しかし、その数は決して多くはないようです。例えば萩市の砂浜で、冬の間に拾えるのは2,3個であるらしい。やっぱり珍しい生き物です。
ところが1991年の11月から約一月間、次々と砂浜にカイダコがやってきました。その時は長門市のあたりから、少なくとも鳥取砂丘のあたりまで、大量のカイダコが漂着したことが、後で分かりました。カイダコが来ているというウワサを聞いた私は 「すごい!滅多にないチャンス」 と3回も萩へ拾い集めに行ったのでした。その時に拾ったたくさんの殻はまだ、大切に持っています。

カイダコが何時流れ着くのか誰も知らないけれど、北からの季節風が続く、何もすることが無い冬の休みの日にはフラリと萩の海岸に行くことにしています。

 

 

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その時の,小学生だった頃の我が家のT君です。今は高校生!「勉強しろよ!」は禁句です。

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