1439 再見アンコ−ル・ワット(2)タ・プロ−ム

 

ルネッサンスの頃に、イタリアのベネチアで初めて透明なガラスが作られました。ガラスは古代からありましたが、今のような透明なガラスは無かったのです。

物が大きく見える! ベネチアのガラス職人の誰かが、(きっと偶然に)透明ガラスでレンズを作ったのでしょう。その形がイタリアでは普通の レンズ豆 に似ていたので、それは 『レンズ』 と呼ばれるようになりました。

レンズを使って何か道具ができんかしら・・・・やがて顕微鏡と望遠鏡が発明されました。ガリレオも1609年には自作の望遠鏡で天体観測を始めています。そして、目の前にある物をあるががままに記録したいと、レンズを使ってカメラも発明されました。(レンズなしのカメラは古代にありましたが)

しかし、ガラス製のレンズは人のレンズ(眼)とは性能が相当違っています。とにかく、どんなよいレンズを使ったとしても、カメラでは見た通りには写すことはできません。

その後のカメラは、とにかく写実を追求する一方で、見た通りには写せない事を逆手にとって、ア−トフルげいじゅつ写真や、より美しくの絵はがき写真や、よりメルヘンな、よりダイナミックな写真へと進んできたのでした。

そして、レンズにデジタル処理を組み合わせた デジカメが発明された時、ついにカメラも人の眼に近づいてきた!と感激したのですが、なぜかその後のデジタルカメラの発展は、(簡単デジカメにだけはその優れた良さが残されてはいますが)、その良さを利用しないで、古典的なカメラた似せた方向へと退化しています。デジカメは新しい方向へ進化してほしい。惜しいなぁと思う今日この頃です。

でかける時は忘れずに。中学2年生の時からカメラを始め、大抵の物は何とか撮れるようになりました。が、木だけはいけません。どんなに頑張っても、その大きさ、量感、生命のオ−ラが少しも写せません。

 

アンコ−ル・トムの西門を出るとすぐタ・プロ−ムがあります。タ・プロ−ムは12世紀に建てられ、東西1キロ南北500m以上の壁に囲まれた大きな寺院だったようですが、今はその中心部だけが森に囲まれ残っています。

観音菩薩が見下ろす塔門を入って100mくらい歩くとその場所に着きます。7年前は、すれ違った人は3,4組。寂しく、怖いくらいでした。地雷が残っていたらいけないので、道の真ん中を歩きました。が

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それから7年。タ・プロ−ムは、ここは浅草か!というくらいワラワラと観光客で賑わっていました。これは韓国隊です。韓国隊は必ず横いっぱいに拡がった固まりて歩きます。から、邪魔になります。人が来てもよけてくれません。立ち入り禁止も乗り越えて近道ですすみます。

日本隊は日よけの帽子を被っているのですぐ分かります。日本のギャル隊は腰が落ち、膝が曲がって小刻みに歩くので、見栄えがせず分かります。どっちの日本隊も固まって歩いてきますが、控え目で、よけてくれます。中国隊は道いっぱい散らばってやってくるので邪魔にはなりません。

 


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タ・プロ−ムが人気があるのは、時代を経て壊れていく寺院とそれを食いつくすように生えている巨樹です。自然の力の前に文明も滅びていくのか。というところにインパクトがあります。

左はガジュマル、右はスポワンの木です。寺院の高さは3,4階建てくらいはあります。

この遺跡は壊れるままに放置されながら保存されている場所です。壊れて落ちた大きな石の固まりがゴロゴロしていましたが、そんな歩きにくい所には木製歩道ができていました。タ・プロ−ムもそうですが、この辺りの遺跡は柔らかな砂岩でで造られてので、人が歩くとすり減ってきます。今は自由に歩き回れますが、そのうちに、立ち入り禁止や、見物用歩道ができてきそうな気配でした。

 

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スポワンです。地面に下ろした巨大なうねるような根。最初に見たときは こいつは夜歩くかもしれん と思いました。2001年に来た時は他に観光客無し。この前で三脚を据えて、ニコンF2でゆっくりと写真が撮れました。ただ、ここに家のない家族が住んでいました。ちょっと不気味でしたが、今はそんな気配もない行き届いたタ・プロ−ムです

 

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今回は浅草。絶え間なく人がやってきて、右を見て左を見て、あれ また人が来る・・・、記念撮影も大変で。はい次どうっぞ。グラシャス、ありがとう 今度はわたしの番ね。と仲良くやっているところ、韓国隊だけは譲り合い無視の割り込み、ゴメンねの挨拶もなし。各国から顰蹙の声が・・・みんな気をつけましょう。


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人だらけでシャッタ−チャンスは1分に3秒間くらいだったのが残念でしたが、その3秒を待つ間 私は妻よ 私も妻よ 僕は誰の夫でしょう? と 楽しいシャッタ−チャンスがあったので退屈はしませんでした。

 

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そして、これが最も大きなスポワンの木です。

 

143908.jpg (23151 バイト) 芽生えたばかりのスポワンの若木が屋根に。

やがて根を地上に降ろし巨大な木に。

壁のあちこちにあるデバダ−の像もやがてスポワンに飲み込まれ、森にに埋もれていくのでしょうか。

という雰囲気がよいタ・プロ−ムです

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もう〜遅いっ・・私のハズ見なかった? 知りません。

タ・プロ−ムの欠点は風が通らず、蒸し暑いことです。
長居をすると喧嘩の素になりますから注意しましょう