1450 ハガクレツリフネ

秋も深まりカメラ片手に自然を楽しむ中高年の姿が目立つ季節になりました。わたしも、自然観察会なんかにも時々行きますが、中高年ばかり。若者の姿ほとんどな無し。が、青少年はもっと楽しいことで忙しく、当然です。
それに、「第三腹節の形がいいですね」とか「葉裏に微毛があるんですか!」と、そんな事をうれしがる若者だらけでは日本の将来はどうなるんだろう と心配になるので・・・やはり暇な中高年が多くなるのは仕方がないことです。

中高年だらけでも、自然愛好家が増えるのは良い事です。が、一つだけ気がかりがあります。自然愛好の間には、それは生物の名前を覚えることだと誤解して、ひたすら名前を覚え、ついでに人に教え、名前を間違えようものなら「困った奴だ」というような雰囲気があることです。
そんな事ばかり繰り返していると、自然嫌いが増えていきます。若者を惹きつけない理由の一つ間違いなし。そんな自称自然愛好家は撲滅せなといかん!と思っています。

なぜなら自然愛好というものは 「木を見て森を知る」 ことだからです。名前を知ることは全ての基礎、大切なことですか・・・しかし、ただひたすらそれだけでは 「JRの駅名を全部言える」 「日本の温泉の名前を2004知ってる」 と同じ。それなりすごいですが、目的ではありません。 そして、そんな作業 =名前を覚える=には根本的な問題があります。

それは「その名前(分類)は確か?というほど、名前が確かでないからです。
というのも、生物の名前のもととなる「種とは何か」ということがよく分からないからです。
あの進化論のダ−ウィンも『種とは何か』ということが気がかりで、『種の起源』の中でももうええから、というほど繰り返し言い訳のようにそれを書いています。

種とは何か?がはっきりしてない状態は現在も一緒。「種とは何か」という特集番組でもやれば、「では今夜は「種とは何か」第9876回をお送りします」。でも決着がつかないと 自信を持って言えます。

これが 種 だと決まるとそれに名前がつくわけです。動物では種の定義がとりあえず決まっています。が、植物ではあってないような状態です。

@種の定義がはっきりしてない上に、
A植物では種の壁が低く。雑種ができやすく、それがまた雑種、雑種をつくり、・・
遺伝子で調べたらはっきりするんでは?そんな事は昔からやっています。植物の分類学は相当近代化していますが、問題がさらに複雑に。どんな問題でも 「詳しく調べれば調べるほど解決が困難になる」 の原理です。

例えば単純な例として:
西洋タンポポと関東タンポポは ガクが反り返っているかどうかで見分けがつく 時代は終わりました。関東タンポポがある地方の西洋タンポポと見えるほとんどは関東タンポポとの雑種。おそらく、もともと二つのタンポポはル−ツが一緒。だったのでは思います。から、今からでも改名して一つにしてもらえると覚える事が一つ減るので助かります。

生物を区別して名前をつけていくのは分類学ですが、その業界にも流派があって、相当混乱しています。
誤字脱字も絶対許しません、ちょとでも違っていると新しく名前をつける庶務派もいれば(違いを重視する) 
人は血液型が違っても肌の色が違っても体型が違っても、ま いろいろタイプがあるね」派もあって(共通点を重視する)

ね、もうやめましょう!それは分類学の専門家にまかせて。やたらと名前を覚えたり、教え込んだりするのは。100種以上覚えるの禁止、もっと大らかに自然を楽しみたいものです。


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ツリフネソウ。ほんとに不思議な面白い花ですね

 

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色が優しくてちょっと上品なツリフネソウだなぁ〜とか言うと 『馬鹿たれっ!これはハガクレツリフネ 物を知らん奴』とふくろだだきに合います。

 

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ぼくらは、花がつく茎が葉の上にピンッと立って、正々堂々としとるじゃろ わたしらは、その茎が葉の下の方へ垂れ下がっておりまして・・・・

そうか しかし 葉隠れと言う割には控え目じゃないね

 

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じゃ これくらいでどうです  葉隠れ 控え目してるでしょ!

 

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ま、似たもの同士 仲良くやっていこうや! じゃ 焼酎でも一緒にいきますか

 

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あの私も仲間に入れてもらえません?
ええ〜その色で ・・・  考えとく

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遺伝子のほんのちょっとした違いが見かけ上の違いを産んでいるんでしょうね