1457 再見 アンコ−ル・ワット(9)トンレサップ湖

アッコ−ル観光の基地、シェムリアップから南へ20分くらい走ると、トレンサップ湖に着きます。湖上クル−ズの観光地となっています。 そして、湖観光の基地は湖岸の村、チョン・クニエス村です。

   

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村の道路から湖の反対側を見下ろすと乾期なのに青々と植物が茂っています。イネかと思うとそうでもないようだし・・・もったいないなぁ〜こんなに広々してるのに。

それにチョンクニエス村の家はちょっと変なんです。杭を何本もうち、道路よりちょっと高くして、その上に家が建っています(道より高いのは洪水対策のようです)。ただ、柱も細いし、壁もヤシの葉製だったり・・・貧乏そうな村です。

 

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と、思う間もなく、これは困ったぞ 腰がひける汚い店が並んだ村の真ん中あたりに到着。観光客を運んできたバスや車が停まっています。ここが出発点か・・・

トンレサップ湖は水が一番少ない乾期(その乾期にきてます)でも広さは、琵琶湖の約5倍。雨期だとその3倍になる、グ−グルの地図で見ても すぐ分かるものすごく広い湖です。

カンボジアの真ん中辺りをメコン川が北から南へと流れています。雨期になるとメコン川だけでは収容できない水が、首都プノペン辺りから湖へ逆流してきて、湖が3倍に拡がります。

乾期になるとメコンの水量も減って、湖の水がメコンへ戻り、普通サイズのトンレサップ湖になります。何で日本のように堤防がきれて洪水にならないか?

それは、カンボジアがほとんど平らで、水位が上がったり、下がったりですむからです。そこらはバングラデシュの洪水?事情と似ています。(=ジワジワと水位があがってきて、水浸しになる)。

シェムリアップからプノンペンまでは300キロ以上あります。が、乾期でも高速ボ−トでプノンペンまで行けます。が、カンボジアの人によると、外人観光客は喜んで利用するが、果てしなく続く泥色の水の上をボ−トで行くのは、あまりにもアホらしく・・・地元の人は、バスに乗ってプノンペンまで行くようです。  とにかくそんな湖です。

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車を降り、ゆるい斜面を下っていくと船が停まっています(雨期はこのあたりは水の底です。この10月の雨期に行って確かめてきました)。

車を降りる時運転手さんがマスクを渡してくれました。ふ〜ん なんでやねん?と思いましたが。3歩くらいで激しく臭ってきました。

 

145713.jpg (21509 バイト) 慣れというか、習慣というか、カンボジアの人はお片づけがあまり好きでないようで、このくらいのゴミの山は平気です。

が、相当臭いましたので、すぐマスクをしました。マスクなしでは船に乗るまでに、死んでいたかもしれません。

ただ、臭いの大素は水中にあるのがすぐ分かりました。

 

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これが観光船です。船着き場で流れの幅(澱みというのが正しい表現です)は20m足らず。浅い所もあるので、船を出すのも一苦労です。

雨期の時は、今見えてる土は全て水中へ。後ろの森のとこまで水位が上がります。これだけ上がっただけで、湖の面積が3倍なる。← カンボゾアがいかに平らか、おわかり頂けたでしょうか。

 

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エンジンは車のエンジン。 車のハンドルがついていて、

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ハンドルを回すと、ワイヤ−と繋がっている舵が動いて、船は右へ左へと曲がります。東南アジアではよくある方式です。

145719.jpg (47593 バイト) 『船頭さん早く船を出して、マスクが溶けそうだから』

船のスクリュ−が水をかき回し始めると、臭いは3倍になって、もう匂いで死ぬかもしれん・・・

狭い水路ですから、村の小舟が水をかき回しながら走り、臭いはさらに激しくなり・・・ええ〜ぃ その船、来るな!離れろ!

水が汚すぎるんです。トロリとして、鉛泥色・

 

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ええ〜 ここで魚獲りする? ここの魚は丸々と太って美味いという評判です。シェムリアップのホテルでも夕食に、朝食に・・・この湖の魚は生命力が強い!ことだけは間違いありません。

 

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狭い水路の岸に寄せて家が建っています。このおねいさんの後ろ、窓つきの
小屋のようなものはトイレです。 自然水洗トイレですから、全ては水の中に。

汚物ほか生活排水が、全て水中に漂い、 それが臭いの素です。

 

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「家が建っている」と書きましたが、浮いていると建っているとの間くらいが正確な表現です。雨期、乾期に合わせて船として移動して、ここだなというとこに、止め、水中に柱を立て、とりえあず現住所にします。都合が悪くなると船になってまた次の場所に。

という、トンレサップ湖の人の暮らし方は、世界遺産にしたいような、不思議な ただよい型湖上生活なんです。

 

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幅が30mくらいになった頃、派手な大きな建物が近づいてきました。これ、日本のNGOが建てた、チョンクニエス村小学校です。完全に船だと分かりますね。

校舎のあと半分は韓国のNGOが建てました。その、校舎は並んで止められず、離れた場所に浮いていました。雨期の10月には仲良く並んでいました。

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この家はちょっと問題があります。船がたてる波は被るし、沈みそうですね。もっと長い柱で船家を固定するか、もっと浅いとこへ行ったほうがよいかと思います。

 

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その間にも船がどんどんやってきます。  あまり波を立てないよう
ゆっくり走ってネ。顔に水がかかると崩れて死ぬかもしれないから。

 

 

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えっ この水に潜って魚獲るん?

 

 

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船頭さんゆっくりやってええから。スピ−ド出すと霧のような水がかかって命が危ないし・・・あいかわらずの汚水処理場様激臭泥色水が続きますが、次第に幅も広くなり、観光船ののびのび走ってきました。

 

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やがて、広々した水面にでて、浮かぶ家の固まりが見えてきました。


あまりの臭いに、ここらで一息いれます。

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