149 大雪山、旭岳山頂のキタキツネ

 

149.jpg (25805 バイト)

 

札幌での仕事も無事終わったので、札幌の大学を出て、そのまま北海道人になってしまった弟と、一緒に山歩きでもするかと大雪山にやって来ました。前夜泊まった秘湯が売りものの旭岳温泉の宿を出て、アカエゾママツの間にわずかに残った紅葉を眺めながら、ロープウェイで標高1600mの姿見まで一気に登ります。二日前には吹雪いたという大雪山、今日10月1日は雲一つない快晴、絶好の登山日和です。しかし、私は軽登山靴だし、晩秋の写真でも撮りながら、軽く裾合平まで歩くことにしました。大学時代には1年に200日近くも北海道の山々を駆けめぐった弟は最高のガイドです。チングルマの白い綿毛や真っ赤なウラジロナナカマドが残るハイ松の間を、比布岳や北鎮岳を眺めたり、写真を撮りながら、遊び遊び歩いてるうちに、いつの間にか中岳(2134m)の麓に着いてしまいました。ここまで来たらということで、中岳へ一気に登って、そのまま稜線を間宮岳(2185m)へ。あとは熊の平から急なガレ場を登って、とうとう旭岳(2290m)の山頂へ着いてしまいました。
ハイキングにしては遠かったねと最後のコーヒを飲んで、トムラウシや十勝岳などの山々の眺めを満喫しました。

大雪山は登山のメッカ。旭岳の山頂にもたくさんの人がいました。よく見るとその間をみんなの食べ残しをあてにしているのでしょうか、1匹のキタキツネが歩いていました。旭岳は火山でキツネが住めそうな所はなさそうです。毎日下の方から上がってくるのでしょうか。散歩のつもりが、思いがけず登ってしまった旭岳のだんだん冷たくなってくる午後の風の中で見たキタキツネです。

二日後に山口市の家に帰りましたが、翌日には旭岳に40cmの雪が積もったと、連絡がありました。

wb00860_.gif (262 バイト) Home