1773 ぶらりカンボジア(11)チィ先生の近況報告

チィ先生には2008年に初めて会い、今回で まだ4回目ですが、半年前の3月に会ったとこだし、もう昔〜から知ってるような感じ。今回もアネックルが勤務している、ワットボ−小学校に行ってみました。

 

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プン校長先生には 「何もしなくていいよ」と伝えておいたのに・・・また、音楽隊の演奏で歓迎してくれました。もう、そんな事しなくていいのに〜 みんなありがとう。 カンボジアの民謡も取り入れて演目がドンドン増えていました。

 

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張りきり娘のチィ先生は この日も陣頭指揮で元気に頑張っていました。が、だいぶん痩せたんじゃない? 怒ったり、悲しんだり、喜んだり、落ち込んだり 張り切ったりの 日々の繰り返しで 「35キロまで体重が減ったんですよ、最近やっと40キロに戻りました」 いかんねぇ 健康が第一だよ! 

この日も何となく涙ぐんでいました。人づてに聞いたら、生徒の一人が家庭内暴力で怪我をして登校。担任の先生に 「病院につれていくとか何とかしたほうがいいんじゃないんですか?」 と言ったら 「私には関係ない チィ先生がしたらどうなん」 と言われたそうで 「力を合わせて子供達を守り育てていこう」とみんなで話しあってきたのに・・・わたしの努力は何だったんでしょう・・・・

しかし、2011年には 良い事もたくさんありました。

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お〜っ これか〜  大型洗濯機に続き 彼女の活動に感激し、北海道から送られてきたランドクルザ−です。カンボジアはガソリンが高く(周辺の国よりかなり高い)大変ですけど 「環商事の社長,古谷野さんから贈られた我が家の家宝」 と喜んでいました。 また、子供が4人から6人に増えました。 この辺りの事情は 名文で綴る彼女の熱いブログ あなこっとぶろぐ でご覧下さい。 が、その一部を紹介してみましょう、

 

- - 『ちぃかぞく』 の日曜日- -

日曜の朝は 7:00 起床。
たまぁに私だけ 8:00 まで寝かせてもらう。
朝食後,全員で家事。
チビたちは掃き掃除拭き掃除。
クーとペアはあちこちの修繕と屋上の家庭菜園の手入れ。
マーリと私は台所回り。

仕事が入っているときは朝から学校だが,大抵は午後から。
子どもたちも自分の勉強道具と遊び道具を持って一緒に学校へ。

仕事をしている間にみんなが車を洗ってくれる。

車・・・・・・・・・・
まさか自分がカンボジアで車に乗れるなんて…思ってもいなかった。
これは今年,環商事の社長,古谷野さんから贈られた我が家の家宝。
バイクに6人乗りしている私を見て,「何かあったら大変だ」 と。
嬉しさに涙が出た。
バイクに子どもを乗せて走るときの,ものすごい緊張感。
あっちからもこっちからも・・・
人,自転車,車,バイクが飛び出してくるカンボジアの交通事情。
ちゃんと右側を走っているのに,常に正面から対向車が来る。
「ちょっとでも気を抜いたら全員死ぬ」
いつもいつも,そう自分に言い聞かせて走っていた。
この緊張感から解放される。
腕の筋肉痛からも解放される。

そして,貧困家庭へのお米配達。
バイクだと股の間に乗せて,せいぜい一回30sが限界。
何度も何度も運ばなくてはいけなかった。
車だと一回で何件も回れる。

バイク生活は今まで超普通になっていたことだったが。
車をいただき,そのありがたさが身に染みまくる毎日。

 

洗車が終わったら子どもたちはまず遊ぶ。
その後,みんな1時間の学習タイム。
そしてまた,遊んで遊んで遊びまくる。

時々,ごく稀にだけども,みんなでちょこっと遊びに行く。
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- - 『ちぃかぞく』 の日常 - -


我が家の1日は朝 5:00 に始まる。
まだ暗い中,目覚まし時計との激しいバトルを終えて。
半寝状態で朝食を作る。
子どもたちが起きてきて,ようやく目が覚める。

シャワールームと一緒になっているトイレは大渋滞。
毎日3時間程度の断水はふつうだけれど。
朝からの断水だとけっこうきつい。

みんなが朝ごはんを食べている間に自分の身支度。
その後マッカラーの髪を結い,男の子たちは食事の後片付け。
クーが食器を洗い,
ペイが洗った食器を拭いて片付け,
ペアがお昼用のお米を炊き,
セインが食卓の下の床を履いて拭く。

登校時間までの30分程度は全員で 『朝の学習』。

そして6:30 全員学校へ出発。
マーリの中学校は午後の部の授業なので朝は塾へ。
私と5人の小学生はワット・ボーへ。

校門をくぐり,「いってきま〜す!」
子どもたちはそれぞれの教室へ散っていく。

11:00 の下校時間。
5人の子どもたちは校長室の前に集合。
大抵は一緒に帰れない。
昼休みの間に少しでも仕事を片付けなければ,寝る時間がなくなる。
子どもたちだけそろって帰宅し,自分たちで食事の用意をする。

マーリが中心になり。
ニンニクをきざむ人,
野菜を洗う人,
野菜を切る人,
調味料を用意する人,
炒める人,
食器を並べる人,
などなど。
全員協力体制で昼食が作られる。

12:45。
マーリは中学校へ。
クーとペアは音楽隊の授業へ。
マッカラーとセインとペイは1時間だけ塾に行き,
その後は家での 『午後の日課』 をこなす。
13:00〜14:00 …塾。
14:00〜14:30 …家のお仕事。
14:30〜15:30 …お勉強。
15:30〜17:00 …遊びの時間。

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「時間で動く」 というのは子どもたちにとって相当難しい。
理由1: 最初はだれも時計が読めなかった。
理由2: これまで規律ある生活というものを誰も送ったことがなかった。

本能で動く・・・。
遊びたいときに遊び,寝たいときに寝る。
やりたいことはやる,やりたくないことはやらない。

これは,うち子たちに限ったことではない。
カンボジアの一般家庭的に,家庭教育・しつけというものがあまり行われていない。

たとえば。
「仕事がない」という大人たちも。
お金がなくなったら働きに行く。という人が多い。
洗濯は服が臭くなってから。
大人も子どもも,暑い時間は働かない。
寝たい時に寝る。という人が圧倒的に多い。
時計を気にしてあくせく動く人はいない。

そののんびりしたところがいいところでもあるのだが…。
学校でも,休み時間に思いっきり遊んで,授業が始まったら一斉にトイレに行く。
先生自身もそうだから,もちろん子どもたちに指導などしていなかった。
最近になってようやく,「トイレは休み時間に」 と指導してくれる先生が出てくるようになった。

午後の子どもたちだけの時間。
どうしても,「仕事の時間」 「勉強の時間」 も 「遊びの時間」 となってしまう。
そして毎日小さなトラブルも続いていた。
ケンカの原因は9割がセインだった。

人間は動物とは違う。
今,自分が何をしたいかではなく,何をすべきか。
自分がどうしたいかではなく,他人のためにどうするべきか。
自分の想いだけじゃなく,他人のことを思いやる。
人間はそれを考える力を持っている。

毎日毎日繰り返し話す。

叱られると,まずは言い訳と小さなウソを並べた。
それは一切受け付けなかった。
間違えてたと思ったらまずごめんなさい。
次に,なぜこのようなことになったのか,
そして今後どうするか。
それを相手に伝える。
という,ごく簡単な謝るときのルールについても繰り返し話した。
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午後は,授業と仕事の合間に子どもたちの様子を見にちょこちょこ家に帰る。

18:00 急いで帰宅。
そして洗濯機を回しながら超特急で晩御飯の用意。
子どもたちが手伝ってくれるのであっという間。

屋上の家庭菜園で育てている空芯菜は子どもたちの大好物。
カエルも子どもたちの大好物・・・。
時々男の子たちが捕まえてきてくれる。
調理は野生の大様,クーにお任せする。
美味しいカエルのから揚げが食卓に並ぶ・・・。
家の前の木になっているミエン(龍眼)の実。
これもクー猿が採ってきてくれるので,おいしいデザートになる。

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それからこんな大事件もありました。

 

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日本青年会議所から 人間力大賞 を受賞しました。人間力大賞は、「青年版国民栄誉賞」として積極果敢に活動・挑戦している人間力あふれる若者に与えられる賞で、日本青年会議所(日本JC)が1987年より主催し、有名・無名を問わず人間力あふれる若者を選出し表彰しています。

人間力大賞は国際青年会議所の事業であるTOYP(The Outstanding Young Persons 「傑出した若者たち」)をモデルにしていて、起源は、米国青年会議所1930〜31年度会頭ダーウッド・ハウズ氏達の事業に倣って始まったもので、アメリカでは オーソン・ウエルズ ジョン・F・ケネディー ヘンリー・キッシンジャー  エルヴィス・プレスリーなどが選ばれています。

彼女は別にこの賞に選ばれるためにカンボジアで頑張ってるわけではないのですが・・・・9月には帰国し授賞式には出席しました。 良かったね〜 賞金も貰いましたぁ 良かったね〜

 

事件2:チイ先生の故郷の人達の援助で マ−リッとク−は北海道に招待され 北海道へ。 よかったね〜

 

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子供達のリクエストで しゃぶしゃぶ(鍋) をご馳走しました。ええ そんなもんでええのぉ 日本風のしゃぶしゃぶは東南アジアではおしゃれな高級料理になっているんですが・・・

 

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カンボジアの子供達はご飯(お米)大好きです。左ク−は大きなお茶碗で5杯も食べました。 「我が家のお米代すごいんですぅ」 マ−リッは 今年高校生になります。 「やっと勉強する習慣がついたんです 30分くらいわぁ」

 

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3月15日にはプノンペンに移動しました。学校があるし来なくていいよ!! と言ってたのに プン先生とチィ先生一家は、朝6時半にホテルに見送りにきてくれました。 もう 7時から学校じゃろ 

マ−リッからクリマスプレゼントのお礼の絵手紙を貰いました。ありがとう。 ク−からは この3月に我が家からお土産した、木にペイントした表札の その表札の絵が。 マ−リっが絵手紙してたのはチィ先生も知っていたそうですがク−の絵は知らず 驚いていました。 ク−は密かに用意していたようです。 ク−もいっちょ前になってきたね〜 ありがとう。 

今頃 チィ先生は北海道にいるはずです。 彼女の故郷の芦別市や滝川市 また、たくさんの人達が彼女の活動を応援しようと JICAの草の根支援事業に応募し、資金を獲得しました。その事業の一環として、去年の10月にはカンボジアの先生達6名、この2月には第二陣の6名が北海道に。 チィ先生は平気でしょうが、今年は一段と厳冬で雪が多い北海道、第二陣が無事カンボジアに生還できるか心配です \(^o^)/  

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お正月すぎにチィ先生からあれやこれや書き綴った長いメ−ルが来ました。  たくさんの日本人を感動させ 応援団もいる そんな事は 願ってもできないことだよ チィ先生は大したもんだよぉ 悩み多いカンボジア 何がどこまでできるか分からないけど・・・まぁチぃ先生は今のままで つっぱしるしかないね 言っても聞かんタイプだしね と返信しました。