746 オケラの花

オケラ。古い時代の呼び名はウケラ。名前の由来は謎です。
山菜として美味。香気があり邪気を払うのでお正月のお屠蘇(とそ)の主材料。煙で燻して着物の虫除け。整腸・健胃・頭痛の薬。京都祇園八坂神社の『おけら祭り』
とオケラは昔は相当に、今もかなりの役立ちの植物です。が、実物を見た人はきっと多くはないですね。


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これが秋10月頃に咲くオケラの花です。日当たりのよい草原にあって、近づいてじっくり見ると可愛い。万葉時代には
「恋しけは 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ」
などと忍ぶ恋の花として、主役をつとめています。
どこか清楚で、この写真の花もそうですが、微かに赤く色づいているところが、そんな印象を与えるのでしょうか。

リボンのように見えるのは花びら、長く伸びているのは雌しべで、この株は雌株です。根は実用に役立ち、花は恋の使者にと、100%全身でがんばっているオケラです。