783 石は偉い!:地球の歴史

化石は好きですが、岩石は苦手です。無機的で暖かさを感じません。と、長い間、思っていたのですが、最近なかなか好感がもてる、ロマンなとこもある奴と分かってきました。


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益田市と萩市の中間の日本海に面した須佐町の海岸の岩です(前に全く同じペ−ジを作ったような気もしますが、前の事です。忘れて下さい)。

この場所への道の側には、天然記念物、『須佐のフォルン・フェルス』という看板が立っています。みんなこれがそうだと思って眺めていますが、これはフォルン・フェルスでなく、青い日本海をバックに高さ20mはあるただの地層です。
白っぽい層は、砂が岩になっ
砂岩、黒っぽい層は、泥が岩になった頁岩です。頁岩と砂岩が順番に重なって、こんな風に見えています。

『しっかり大地を踏みしめて』と大地はしっかりの代表のように思われてますが、これは地質学では非常識です。
本州は中国大陸と繋がったり、日本海が深くなって離れたりの、繰り返しで、最近までちっともしっかりの大地ではありませんでした=日本海が浅く(小さく)なったり深く(広く)なったりした。湖だった時もあったそうです。日本海が今の日本海になったのはつい最近の事です。

さて、これから岩場です。

砂や泥は川の水に運ばれて海に堆積しますが、軽い泥は沖の方まで運ばれて沈み、砂は重いので陸の近くで沈みます。泥は頁岩になり、砂は砂岩になります。
頁岩→頁岩→砂岩→砂岩−−−−の繰り返しなので、この場所が沖になったり、陸の近くになったりしたことが分かります。それぞれの層の厚さを測れば、沖であった時期はいつで、どのくらい続いたかかが分かるという仕組みです。
=日本海が深くなったり浅くなったりし証拠=本州が痩せたり太ったりして絶えず形を変えていた証拠。

岩石は偉い!日本海の歴史を語って居るんですね〜。


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足下の水平な面の頁岩を見ると、砂の固まり(砂岩)が見えます。→ 実はこれも化石の一種だそうです(生物の生活の痕跡が化石に)。昔、むかし、泥が積もったあたりに穴を掘る生物が住んでいました。そして、生物が作った穴に、砂が詰まって。そして、そのまま石になった。
今、生き物がどんな形の穴を掘るかが分かれば、「ここにはジャコが住んでいた」、「ゴカイが住んでいた」と、当時の気候も分かるという仕組みです。

石は偉い。という、須佐の地層です。

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*3000万年前くらいの話です。5000万年?