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    2008.11/2更新

     
 日韓国際環境賞授賞式
 東アジア地域の環境保全に貢献した個人・団体に贈られる第14回日韓(韓日)国際環境賞(主催・毎日新聞社、朝鮮日報社、後援・外務省、環境省、駐日韓国大使館、協賛・ロッテ)の表彰式が30日、ソウル市内で行われ当所の米田一彦が参加し表彰を受けました。

韓国側の受賞者は環境情報収集に貢献した盧(ノ)在植(ジェシク)韓国気象学会名誉会長。

表彰式では韓国環境省長官の挨拶から始まり、朝比奈豊・毎日新聞社社長と
方(バン)相勲(サンフン)朝鮮日報社社長から、日韓の受賞者それぞれに賞金1万ドルと副賞が贈られた。
その後のレセプションで来賓の重家俊範駐韓大使らが祝辞を述べた。
 




 2008.10/22更新

 受賞のお知らせ。
 当所は日本の毎日新聞社と韓国の朝鮮日報社が共催した「日韓国際環境賞」
を受賞し10月30日にソウルで授賞式が行われます。
 副賞として1万ドルが授与される。
これまでに日本、韓国、中国での活動が評価されたととのことです。
審査委員のC・W・ニコル氏が「ツキノワグマは環境評価のリトマス紙」と強く
推してくれたと聞いております。
今後は次の理念で活動を推進していく所存です。

1 クマの実像の普及
 ① クマを直接観察しビデオ、カメラ撮影により生態DVDの作成、写真集の出版を行う。
 ② 今後、東京、仙台、札幌、アメリカで写真展、講演会を開催する。
    当地でのイベントを手伝ってくださるスタッフを募集します。

2 クマの実像を伝える講演会に講師として出席します。

3 韓国、中国、モンゴル、ロシア、東南アジア北部でのツキノワグマの保全活動を行う。

4 絶滅の恐れのある西日本各地での事業全般の実施及び発言を強化します。

以上、受賞にあたり所信を申し述べます。



   

         2008年度西中国山地堅果類調査の結果と出没予想

 ミズナラ        コナラ        出没予想
ミズナラ コナラ
クリ ブナ
     クリ         ブナ 

08年度 西中国山地でのドングリ類の豊凶


ミズナラ、コナラが凶作状況。
当地でコナラが凶作になった例は過去15年間に無く、注意が必要だ。
野生のシバグリは豊凶に、ばらつきがあり平均的には並作。
ブナは並作から豊作に推移している。他にミズキ、クルミは並作、ウワミズザクラが豊作、栽培クリと柿は並作に推移している。

出没予測

07年度はブナが皆無作、ミズナラ、クリが並作で全体的に餌量が不作であっても出没が無く、06年度の大駆除で個体数が激減し出没ができなかった模様である。

08年度はミズナラ、コナラが凶作の状況では、1990年代であれば大出没となる危険な状況である。しかし8月末に至っても3県で目立った出没が無いことは、今後、出没、駆除数が伸びる時期が10月、11月へ移動し、カキ、残飯への食害が発生して行く可能性がある。
現在、目立った出没が無いのは06年の大駆除による生息数の減少の可能性もある。
全体的には旧芸北町より東部の地域が凶作傾向が強く出没に注意を要する。
ウワミズザクラが多い河畔林では注意を要する。
当所は山中でクマの痕跡調査、目撃調査を実施しているが1990年代に比べて急減している。
今年は高温、少雨と台風が少なく山中はハチ類の繁殖が旺盛で山中では、いまだハチ、アリ食いが採食行動の大半を占めている。

最近の豪雨で時間雨量約50mm以上降った地域はドングリの落果に注意(2008.08/29)

 

         クマによる人身被害発生日の気圧


 
このような天気配列の高気圧日(通常は晴天日)に事故が発生しやすくなります
5月の例では、5/1 長野県小川村、5/2 神奈川県清川村、5/2 秋田県大仙市、5/3 山梨県身延山、   
5/4 岩手県八幡平市での人身事故は典型的な相対的高気圧時に発生し数日後に気圧が大幅に降下しています。


車との衝突、建物への突入、家畜の食害など人間と係りの無い例53件の内、A類型32例、a類型5件、@類型10件あり、気圧と関連しなかった例は6例となり気圧との関係が更に高率です


全国からツキノワグマの人身事故例、388件を収集し、事故発生日と気圧変動値を照合した結果

A類型 翌日から二日後までに4hPa以上(最大20hPa)降下している場合。

①      事故が午後に発生した場合は三日後に下降した例も含む。

②      3日目、4日目も下降が続く場合も含む。

                                                A類型が204件あった。

a類型 二日後に2~4hPa下降するAに順ずる弱いタイプ。

                                                これは42件あった。

@類型 当日に気圧がポケット状に急降下している場合、あるいは前後10日程の中で低い日

                      これは53件あった。

これらA、a、@の合計が299件であった。

これら3タイプの、いずれとの合致しない例が89件、あった。
2004年10月、合致しない事故例が多発した。

 

おなじくヒグマでの事故例を34例、収集し前記同様に照合した結果

A類型 翌日から3日後までに4hPa以上降下している場合。(10hPa以上降下例が多発。)

 3日目、4日目も連続して下降が続く場合も含む。A類型が21例あった。

a類型 2~3日後に2~4hPa下降するAに順ずる弱いタイプ。これは4例あった。

@類型 事故当日、前後10日ほどの中で、ポケット状に10~15hPaほど低い日が7例あった。。

これら3類型の、いずれとの合致しない例が2例あった

 

以下、岩手県宮古での例(2001年の8月と9月)

 

 

8月15日 岩泉町で牧場で作業中の男性が襲われ重傷

8月18日 新里町でキノコ採り中の男性二人が襲われて共に重傷

8月19日 久慈市でバイクで走行中に襲われて重傷

9月 4日 岩泉町で山林作業中の男性が襲われて軽傷

宮古 

2001      08-09

気圧(hPa)

降水量(mm)

気温(℃)

風速(m/s)

天気概況

現地

平均

合計

最高

  最大瞬間風速

(06:00-18:00)

(18:00-翌日06:00)

8月

 

13

1011.7

8.0

19.8

5.2

霧雨一時雨後曇

曇後一時霧

14

1012.8

0.0

22.4

9.1

曇一時霧

曇時々霧雨、霧を伴う

15

1012.8

0.0

23.5

6.5

曇時々霧雨一時晴

曇一時霧雨

16

1009.6

0.0

21.9

5.8

曇一時霧雨

霧雨一時雨

17

1008.5

2.0

20.7

10.2

曇一時雨

雨一時曇

18

1011.9

6.5

19.1

12.4

曇一時霧雨後時々晴

19

1011.9

--

24.3

8.4

快晴

20

1006.5

--

24.6

6.1

薄曇一時晴

21

998.4

0.0

28.8

12.0

晴時々曇

曇後雨

22

989.9

40.0

24.7

25.6

雨後晴、大風を伴う(台風)

23

990.7

0.5

31.7

13.1

晴後一時曇

24

1002.2

--

24.3

7.3

曇時々晴

晴一時曇

25

1004.5

--

24.0

8.0

晴後一時曇

曇一時霧

26

1004.6

0.0

24.4

7.5

曇一時霧雨、霧を伴う

雨時々曇、霧を伴う

27

1003.2

13.0

23.0

7.0

雨時々曇、霧を伴う

28

1004.1

8.5

20.0

8.3

霧雨時々曇一時雨

曇一時雨

29

1006.1

0.5

19.4

6.1

霧雨一時雨

霧雨一時雨

30

1005.6

5.0

19.4

4.4

曇後霧雨

31

1001.3

19.0

20.1

9.6

雨時々曇一時霧雨

曇後晴

9月

 

1

1003.3

--

25.2

7.8

晴後時々薄曇

2

1008.7

4.5

24.9

7.7

曇時々晴一時雨

曇時々雨

3

1011.7

0.0

23.1

8.4

曇後時々雨

4

1010.9

4.5

20.7

10.3

雨時々曇一時霧雨

曇一時雨後晴

5

1011.9

0.0

21.3

7.6

曇一時晴

曇時々晴

6

1010.1

--

20.5

7.8

曇後晴

曇時々晴

7

1006.9

--

24.4

9.9

曇時々晴

曇後一時晴

8

1009.4

0.0

30.4

6.3

晴後曇

曇時々雨

9

1010.6

0.0

29.4

12.0

晴一時雨

 

C気象庁

 

参考のため当日及び前後日に雷発生があった例、当日か前後日に風雨が強い例、も記録した。

 

    クマによる人身事故が多発する基本的な前提は下記の3項がある。

① 5、6月の初夏は山菜採りで人が山に入る。

  5月後半から6月、7月上旬まで交尾期でオスグマの攻撃性が高まっている。

  出産が進んだ年に親子熊による事故が多発する。

  初夏の人身事故の発生数は毎年、増減が少なく、毎年、起こる。

 

② 出没年の10、11月には里近くで人と接触する機会が多くなり事故が多発数する。

  クマの出没年には人身事故が多発する。

 

③ 気圧が高い(相対気圧)日は晴天になりやすく人の入山、農作業活動も高まる。

 

  《気象的要因》

6月は梅雨前線で気圧が不安定。雨、霧で視界が不良となる。

10,11月は台風、熱帯性低気圧、秋雨前線などで気圧が不安定。 また雷雨も発生する。

 

  《結果について》

二日後に気圧が降下する例が人身事故388例の内、204例もあるのは注目するに値する。

ツキノワグマは雷雨を恐れている可能性が高い。

ヒグマでは(まだ15例ほど)、3日後に、さらに降下幅が大きい。

 

  《これらから》

 仮説 1

相対的に気圧が高い時期にはクマの活動性が高まり悪天候の前に餌の確保に活動するのが野生動物の普通の行動で、クマも、これに当てはまり、それが2~3日間先だろう。

 

 仮説 2

2004年は台風が10個、上陸し、ツキノワグマの出没年にも当たり(私はドングリ類は中規模な不作と見ている)、ドングリ類の落果とクマ自体への気圧変化によるストレスから多くの建物への突入など異常行動に走らせた。

 

 今後の課題 

① 人身事故を発生させ易い気象条件が、あるとすれば、どのような要因か、明かして行きたい。

その場合は、人身事故を軽減させる手法があるかもしれない。

② もっと長い期間の、先の悪天候を予測している例があるか、明かして行きたい。

③ 更に50年間も遡って人身事故、車両への突入、建築物への突入、居座りの例を収集したい。

 
尚、この記事に関して本も出版しましたのでそちらもどうぞ

 

人間、動物の発症と気圧との関係を研究している、または述べている機関

 

1 中部医学会紙 発表

  名古屋大学・環境医学研究所・神経性調節分野

  余錦・佐藤純・舟久保恵美・水村和枝

2 木下内科医院→木下慎二(北海道大学名誉教授)   重要

3 山口耳鼻科クリニック  愛媛県松山市余戸中1丁目 2-1

  電話 089-973-8787

 

その他 インターネットのキーワード

 

1 奥沢病院 「医師のコラム」

2 木下内科医院  木村眞二 「ネコが耳を掻くと明日は雨」

2 山口耳鼻科クリニック  URL 「今月の疾患情報」

3 医療かわら版  「気象病」  重要  気圧低下による疾病

4 ウエザーナビゲーター  「気象病」

5 「ペット・雷」  犬猫が恐怖している例が多数出てくる

6 「航空機耳炎」

天気マークの引用元Liquid weather ++

 
富山県がツキノワグマ保護管理ガイドラインを出しました。
 2004年の出没の衝撃を乗り越えて、今後のツキノワグマの保護管理を行う上での 

 ガイドラインを配布しています。

これまで各県で出された管理指針の中で、もっとも優れた内容になっています。

 都市市民・下流の論理と中山間地・上流の論理の衝突を回避するために具体的、且つ実証的で互いが理解しあえる方向性を示しています。

クマ問題を憂え、被害におびえる方々は是非、読んでください。
近年、よく言われている「ブナの凶作で出没」に惑わされるな。
ブナは7年、10年の長周期で豊作になりブナにとっては有利な戦略だが、クマは、そんな当てにならないブナの豊作に依存するような馬鹿な動物ではない。出没年にも肥り出産するクマはいるものだ。

1986年の秋田ではドングリ類が複合的に凶作で5頭のメスに出産は見られなかったが。

ブナの豊作年にクマは出ないなら問題はないし、ブナの凶作が普通であるなら、出没年には代償食餌できるドングリ類であるミズナラの豊凶が重要で、出没予測広報はミズナラの豊凶を把握して、ブナとミズナラ(コナラ、クリ)共に複数種が凶作の場合にのみ注意喚起しても遅くはない。

前の年からブナの凶作を予報し、4月には早くも「ブナ凶作、出没注意」などと広報するから行政は罠を準備して攻撃的に駆除を行うから06年度のような大駆除を引き起こすのだ。

07年は西中国3県では「ブナが皆無作」に近くても出没しなかった。

 

≫群馬県にて「ツキノワグマの被害対策講演会」開催
12月20日(水)、群馬県利根沼田県民局庁舎にて開催された講演「ツキノワグマの被害対策について」の講師として招かれました。現地では被害地の視察を行い、その地域に適した被害対策などを紹介しました。
■被害地視察
 市内全域に果樹園が広く分布。里山と果樹園の距離が近く、クマにとって出没しやすいロケーションが多い。
 しかし、川沿い及び里山周辺の下草刈りが徹底されているなど、クマ出没予防に効果的な対策がされており、意識の高さが窺えました。
■クマ対策方法
 果樹園等にある取残しの果実を確実に処理して下さい。
①消費して処理する→ボランティアを募集し、取残しの果実をおみやげに持ち帰ってもらう
②埋めて処理する→30cm以上の穴を掘り、果実が掘り返されないように埋める。

※これから2~3年内に確実な対策が不可欠です。一度、果実依存のクマになると、この習慣が代々受継がれ、問題クマの激増に繋がります。
講演} 平成19年2月6日 長野県上田市で被害対策、生態の講演 被害状況は群馬県沼田市と同様。 ツキノワグマの実像を知りたいとする林業者、県の担当者など約80名が 聴講した。
≫2006年度 ツキノワグマ出没への考察  ※2007年02月27日更新
■大出没には2つのタイプがある
① 飢餓型大出没 1986年、2004年
駆除個体は痩せていて、7月下旬より駆除が顕著に伸びる。
貧栄養のため、早めに山地に戻り越冬に入る。
出没の翌年、2月に出産が見られなくなる。
② 肥満型大出没 1988年 2002年(西中国3県)、2006年
駆除個体が肥満から健常。栄養状態が良いため越冬が遅れて被害が長引く。
出没の翌年、2月に出産が見られる。
06年は8月下旬より急激に駆除数が伸びたと思われ、旧来のドングリ類の不作と駆除数の増加の関係が簡単には言えない、社会的要因が加味してきていると推察される。
■2つのタイプに分かれる理由
飢餓型はドングリ類(コナラ、ミズナラ、ブナ、クリ)及び、クルミ、ミズキ、サクラ類にいたるまで複合的に並作以下、不作に推移したため果樹園、集落域に8月上旬には移動し被害を多発させ、駆除個体は痩せている。
肥満型は06年の西中国のようにブナ、ミズナラ、コナラが半数の地域で皆無、残りの半数の地域で並作でクリ(野生のシバグリ、集落周辺の栽培クリ)が大豊作の場合。
栽培クリが集落周辺にクマを誘引し、さらにカキなどの果樹に被害を与えて駆除が進んでいる。
■長期的要因
① 里山の荒廃がサル、クマ、イノシシ、シカを集落周辺への誘引させている。
一方、昭和30,40年代に植林されて植林地が鬱閉し、餌場がなくなってる。
② 99年の「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」が改正され以降、有害駆除に箱ワナ、ククリわなが多用されるようになり、駆除効果が上がってきている。
③ 近年、地球温暖化が進み大型の気象災害が多発している。
ツキノワグマは例温帯に生息する大型獣で酷暑の夏には行動が霍乱されることがある。04年のように多数の台風の襲来は恐怖で小熊の行動を撹乱することが考えられる。ミズナラ、コナラ、クリ、ブナのクマにとって重要な堅果植物は冷温帯に分布し近年、気温上昇と共に加熱する傾向にあり、台風で落果しやすいのではないか。
06年8月中、西中国ではブナが継続して落果していた。
越冬しないクマについての見解(2006年度冬)  ※2007年02月13日更新

今冬、越冬せずに行動しているクマがある現象が各地で見られますが所見は以下のとおりです。
①基本的に飢餓型の大出没の年の越冬には早め(秋田だと11月10日ころ)越冬地に急激に向かう。これ以上の消耗を防ぐためと思われる。
②冬に行動するクマは基本的に肥満と思われる。
 例外的に狩猟等で傷を負った場合、母熊が早くに駆除されて、野生化訓練が十分に受けられなかった幼グマが里に出る場合などがあります。
 1993年12月末、1mの積雪の中で養豚場で有害捕獲されたクマは、捕獲されて奥山放獣した経験があります。体調70センチほどの幼グマでした。
 紀伊半島では、暖冬、厳冬に関わらず、かなりの割合で越冬しない個体があると見られます。島根県の日本海に近い地域では、越冬しないクマが見られます。島根の海岸部、紀伊半島では越冬期間が短(それだけ食い込み期間が長く栄養状態が良いと思われる)く、島根では肥満に推移する。
 秋田でも暖冬の場合は、遅い穴入り、穴換えは、しばしば見られますが、12月の根雪には、確実に越冬に入ります。
  宮城県での小熊の移動についての所感 別荘、土管、炭焼き釜での越冬、穴なし越冬はしばしば、見られます。 今回のように、この時期での移動では給餌の必要は、無いでしょう。 特に小熊へのリンゴの給餌はいけません。 97年ごろ、80キロのクマに放獣前の一週間「リンゴと生きたニワトリを給餌した」 県がありましたが。 この場合、穴に入れる必要は、無く、そのまま山中に放獣してください。 福井県での放獣についての所感 体長70センチで体重7キロの小熊を放獣するのは無謀です。 70センチだと15キロ以上なくてはならない状況です。


年度別出没件数 広島、島根、山口(3県合計)

 年度

4月

 5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

 14

19

60

85

87

126

69

30

32

3

2

1

2

 516

 15

 17

46

62

79

41

22

29

19

17

4

1

 

 337

 16

 22

37

78

63

93

90

574

221

21

1

1

2

 1203

 17

 18

43

57

41

31

23

19

10

22

2

 

2

 268

 18

 31

63

57

69

144

148

99

31

7

 

1

 

 650

島根県庁集計   

 

≫盛口満のホームページにコラム

「ゲッチョ先生」ことフリーライターの盛口満の公認ホームページに、当研究所での骨格標本作業の様子が紹介されています。 盛口満のHP「カマキリ広報」

≫共生への理念

 クマを、この日本から駆逐するのか残すのか。西日本では駆除が進行して危険な状況になってきました。
クマに存在理由を与える必要はありません。私は次の理念により共生すべきものと考えます。
 『クマと「自然の森」と「そこに住むあらゆる野生生物の豊かな生態系」は同義語です。即ち、クマを守るためには森全体の保全が必要なので、従って、クマが守られれば全てが守れるではないか』単なる除去論は21世紀の地球人が目指そうとする野生動物との共存理念に逆行するものです。
 欧米人は日本を「公害まみれの工業国」と思っているだろう。イギリスには移入された鹿とアナグマしかいない。仙台、広島、札幌。百万都市にクマがいる国は日本だけだ。世界に冠たる日本の自然環境を誇るならクマと共存するべきだ。「クマは世界に誇る日本の宝」だと、われわれ日本人だけが、その事に気がついていないのではないだろうか。クマ(森)との共生という思想は、縄文以来の日本古来の伝統文化、そのものではなかったか。
 日本が21世紀、世界に尊敬される国になるためには、クマ、森、自然との共生が全ての出発点・転換点になる。森を殺してクマを殺して、それで日本の素晴らしい伝統である自然と共生する文化を訴えられるはずがありましょうか。


                    

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