
撮影地:マサイマラ国定公園
標準和名:サーバルキャット 英語名:Serval cat
学名:Leptailurus(またはFelis) serval スワヒリ語:MONDO
食肉目ネコ科ネコ亜科レプタイルルス属(またはネコ属)
最近ではボブ・サップのペットとして有名となったが、サーベルキャット(*)と誤記されることが多い。サーバルとは「猟犬」を意味するポルトガル語(らしい)だが、語感の似たサーベル(洋剣を意味するオランダ語)と混同されているとおもわれる。
現存数はペットに出来るくらい(RDBでもCITESでも指定なし)ではあるが、ヒョウの毛皮と似ているため乱獲されたり、害獣として駆除されたりしているため激減しており、楽観視は出来ない。日本国内では200万円程度で販売されているようだが、買う人間が増えれば密猟も増える。生態でも気軽に飼える生物ではないことも併せて認識して欲しい。
加えて体躯が小さく見つけにくいためか、サファリで見かける機会はライオンよりもはるかに少ないとのこと。なお、レプタイルルス属(一属一種)かネコ属かは議論の分かれるところ。(ここでは…妻がネコ嫌い、というおよそ科学的とはいえない理由でレプタイルルス属を優先表記しました。苦情は妻に言ってくれ〜!!!)
臆病な性格と聞いていたが、人や車に慣れているためか、この写真を撮った後手を伸ばせば届くのではないかという範囲にまで近づいてきた。まさに千載一遇だったが、近すぎて望遠レンズではフォーカスが合わせられなかった。
特徴的なのは耳の大きさで、体に対する耳の比率はネコ科中最大。もちろんその大きさはダテではなく、ヤブの中や時には土の中の獲物の位置さえ把握できるという。そして、狙いを定めたところにむかってジャンプして獲物に襲い掛かる。時に2m以上も飛び上がり、飛んでいる鳥すら捕らえるという。他のネコ科同様、基本的には夜行性で、日中にも活動をする。
*サーベルキャット(サーベルタイガー):狭義にはマンモスハンターとして有名な史上最強のネコ科動物、スミロドンの俗称。更新世の南北アメリカに生息していたが、人類が渡ってきたのちに追いやられるように絶滅したとされている。広義には同様に伸びた犬歯をもつ猫科肉食獣(剣歯猫類または剣歯虎類と呼ばれる。現存種はいない)を含む。