2000年11月2日〜6日
レポート&感想文

大阪府アジアアフリカラテンアメリカ連帯委員会
むくげの花に

むくげの花に

宮良瑛子 (沖縄県AALA)

ずっと前から心の片すみに小さく折りたたまれていた
私の「朝鮮」
時々取り出してみたけれど
だんだん遠くに押しやられ
近くて遠い国にされました

幼いころの対馬では白いチョゴリのおばさんが
屋根に唐辛子を干していた
同級生の金くんが私にくれたふかし芋
隣の家のあん兄ちゃんの吹く草笛は友を呼びとても
身近だったのに

1945年8月15日 敗戦
自由と平和と独立と解放の鐘鳴り響く
あばき出された数々の日本が侵した罪深く
許されるべき日はとわ永遠になし

激しく流れる時すぎて
ようやく訪ねた韓半島
空の色 水の色 風の色
何故かせつなく懐かしい
文化のルーツをここに見て
歴史にたゆたうはんがん漢江の赤い夕陽に蘇る

ハルモニたちの血のうづき
血のうづき
いま鮮烈な絵となって私の心をとらえます
ひと筆ごとにとらえます
癒されぬ恨のほむらを色にかえ
人を愛せよと教えます
人を許せと教えます
人と人、人は平らであれかしと
二度と過ちを侵すなと
耐え難い人生のすべてをかけて教えます
コマブスムニダ コマブスムニダ
ナヌムの家のハルモニたち ありがとう
ともに平和の使徒たらん
むくげの花にちかいます

韓半島の南北統一と真の日韓友好をねがって

2000年11月

日本美術会会員
沖縄女流美術家協会会長
沖縄平和美術展実行委員会事務局長

はじめに

日本AALAは、"北東アジアの平和・日韓両国民の友好のために"「韓国民族伝統芸能日本公演」を開催し、大きい成功を収めることができました。この公演は、日韓両国民の友好を願う多くの人々のご協力があったからこそ実現したものと考えています。私たちは、ひきつづき韓国との交流を進めるとともに、朝鮮民主主義人民共和国の国民との交流、朝鮮半島全域の人々との友好に発展させらければならないと思っています。

池明観先生には、ソウルや東京で何回かお会いし、暖かい人柄を感じてきました。国際的にも名の通った歴史学者ですが。同時に日韓両国民の友好に向けて情熱を込めて事にあたっておられる方でもあります。私どもの公演成功のための全国代表者会議へもお忙しい時間を割いて、ご出席くださいました。公演成功を支えてくださった力強いお一人でありました。

今回の韓国旅行は、公演当時から話し合ってきたものですが、時期を11月初旬にしたのは池先生から、2000日韓文化シンポジウム・『「過去清算」と21世紀の日韓関係』への参加の呼びかけがあったからです。シンポジウムはたいへん意義深いものでした。紅葉の美しい晩秋のソウルも後々まで印象に残ることでしょう。

このたびのレポートを大阪AALA副理事長の長谷川道弘さんがまとめてくださいました。ゲラを一読させていただきましたが、たいへん貴重なものだと思います。詳細な報告であるだけではなく、シンポジウムや池教授との懇談など、他には求めがたい内容が含まれているからです。長谷川さんに心から御礼を申し上げます。

2001年1月31日
日本アジア アフリカ ラテンアメリカ連帯委員会

目次

  1. 概要
    1. 旅行の目的
    2. 参加者と行程(西日本訪韓団)
  2. 2000韓日文化シンポジウム「『過去清算』と21世紀の日韓関係」
    1. シンポジウムの目的・意義
    2. シンポジウムの概要
    3. 池明観教授と日本AALA訪韓団との懇談
  3. 韓国平和ツアー
    1. 独立記念館
    2. 韓国民俗村
    3. ナヌムの家と日本軍「慰安婦」歴史館
    4. 統一展望台